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はじめての方へ


漢方薬治療を受けられる方は
漢方薬を正しく理解してからお越しいただくと良いかと思います。

一度よく読んでください。
 

1.はじめに

はじめに

 漢方医学は草根木皮や動物.鉱物などの天然物のなかから薬となるものを、3千年〜2千年まえから人間が観察し、服用してきた経験の上に成りたっています。現代の西洋薬にもこれ等の成分を調べて化学的に合成されてきたものが多くあります。

 単にひとつだけの薬草を服用する場合民間薬といいますが.漢方薬はいくつかの薬草を組み合わせることによってその微量成分が息づいてきて薬効を更に増大させたり,副作用を消したりします。

 その組み合わせ方について2千年以上人間が実際服用して問題のない、よく効果のあらわれるものだけが、生き残って現在にひきつがれているのです.それが漢方薬の処方です。

 

2.漢方処方の選定について

漢方処方の選定について

漢方医学には独自の病因・病理論に基づいた中医診断と治療があります。(もともと、漢方医学には診断という用語はなく、便宜上、現代医学の常識に準拠してその用語を借用しているのです)
中医診断の特徴はかただ全体をみる総体的な病態認識法であり、望診・聞診・問診・切診の四診で行われます。わかりやすくいえば、病名だけで漢方処方が選定されるのではなく、体全体の症状や体質・体力などによって決定されます。
体に適した漢方薬であれば、副作用が現われることはほとんどありませんし、よい効果が期待できます。

 

3.費用について

費用について

漢方薬は、2〜3種類から多い場合は20種類以上の生薬(しょうやく)で構成されています。また、同じ材料でも品質により価格は違います。したがって、漢方薬の価格は1日分にして
200〜600円ほどの幅があります。
牛黄(最高品質のオーストラリア産で1グラム15000円)など特殊な材料を使用すれば高くなり、漢方薬を2〜3種類使えばその分高くなります。
一般的な費用は一ヶ月分にすると15,000〜30,000円ですが、特殊な場合もあります。
例えば不妊治療の場合は、漢方薬の組み合わせにより20,000〜50,000円です。
費用が不安な方は、具体的な状態を確認させていただければ、具体的にお知らせできます。
左の写真は牛黄です。

 

4.品質について

品質について

同じ名称の漢方薬でも(例えば葛根湯)次の点で大きく品質の差があります。
1、 濃度の違い(これは以外と、メーカーにより差があります)
2、 使われている原料生薬の品質の違い
   主に産地の違い:同じ生薬でも品質により、例えば当帰で5倍、人参で10倍以上の価格差があります。これもメーカーにより差があります。)
3、 安全性の違い(中国産の中には管理の行き届いていない粗悪品がありますから、信頼できるメーカー品を信頼できる薬局でお求め下さい。特に海外旅行などでお土産品として販売されているものの中には偽物もあります。)

 

5.副作用について

副作用について

 漢方薬は天然物ですので身体にしみとおる力がつよく人間の体内ではかなり大きな変動をあたえます。しかし、人体は必要なだけその薬効をとり込む働きがありますので,現代西洋秦の化学合成薬のような副作用はありません。

 しかし、体質に合わない漢方薬をのみつづける事は少なからぬ影響を身体に与えますので、その診断が重要となります。ただし、よくなる前に反応がつよいと副作用に似た症状がでてくることがあります(瞑眩−めんげんといいます)がその判断は難しいので必ず当方にお問い合わせください。一般には、そんな多くにあることではありません。

 

6.服用期間について

服用期間について

10年来の苦痛が2〜3週間の漢方薬の服用できれいさっぱり治ってしまうこともありますが、大体はじんわりと効いてきていつの間にか治っているのが漢方薬の特徴です。

あなたの病気とその程度や体質によっても違ってきますが、最低3ケ月はみて下さい。
そのうえでさらに6ケ月、1年、数年の服用が必要である場合もあります。

中止する場合は必ず一度相談してみてください。
自分勝手に中止することはそれまでの努力が無駄となります。
漢方治療にせっかちは禁物です。現代医学で難治といわれた疾患でも、漢方で克服できた人は多数います。それらのひとは、私どもとの強い信頼関係のうえで辛抱強く治療を続けてきた結果なのです。

どんなことでもいいですからためらわずに相談してみてください。

 

7.服用時間

服用時間

 1日2回から3回にわけて空腹時に服用するのが原則ですが、これはあくまで原則で食後30分でも結構です。

 但し、お茶のなかのタンニンを嫌いますので漢方薬服用前後30分は濃いお茶は控えて下さい。

 

8.西洋薬との併用について

西洋薬との併用について

 他院で西洋薬をもらっている人の漢方薬との併用は、攻め方が違うので服用時を30分から1時間ずらせるとまず問題はありませし、一緒に服用してもよい場合もあります。

 むしろ併用したほうが望ましい場合もあります。

 

9.どんな場合に漢方治療が適当か

どんな場合に漢方治療が適当か

A)漢方治療のほうがいい場合

B)西洋医学のほうがいい場合

C)両者の組み合わせのほうが良い場合

などがありますが、病気の種類や程度により様々ですので、直接お問い合せ下さい。

 適切なアドバイスができると思います。

 

10.免疫力(体力/抵抗力/自然治癒力)

免疫力(体力/抵抗力/自然治癒力)

 免疫力(体力/抵抗力/自然治癒力)が正常に働いている普通のときは、外から入ってくる色々な細菌も、体内でできた毒素や癌細胞のような産生物もみんな処理してしまうので、殆ど病気にかからずにすんでしまいます。

いろいろな病気にかかりやすくなり、治りにくくなっているのはこの免疫力が低下しているからです。
根本から病気を治すには、この免疫力を強化することも大切です。つまり、体内に蓄積された慢性疲労を取り除き、五払六腑の機能を良くして病気を治せる体づくりを考えなければなりません。

 以上のような観点から、慢性の病気に打ち克つためには、漢方薬だけでなく、免疫力(体力/抵抗力/自然治癒力)の増強にすばらしい効果のある<<天然薬>>も用意しております。

 

 


初めて漢方薬局へ行くには、少しは不安もあると思いますから、
簡単な流れを説明します。

 

 

◇お電話のケース

お電話のケース


相談内容を簡単にお聞きします。

次にご都合のいい時間をお伺いし、予約を取っていただきます。
予約を優先しますが、予約なしでもかまいません。
予約なしの方は、お越しいただいた順になります。

お時間の変更などがありましたら、前日までにご連絡ください。

なお、平日の18:00〜19:00 と
日曜・祝祭日の17:00〜18:00は、予約の方のみの時間です。
(最終受付は閉店の30分前です。)

お電話は<0586−45−4753>へ

 

◇当日

当日

当日は、現在服用中のお薬やサプリメントなどがあれば内容をメモし持参してください。

検査データなどもありましたら持参してください。

不妊治療の方は基礎体温表を持参してください。

特殊なケースを除いて、必ずご本人がお越しください。

 

◇まずは

まずは

診断名や、病歴(いつごろから悪くなったのか)と

主症状といって、一番気になる症状からお伺いします。

 

◇次に

次に

漢方の治療は、あなた様の体質と正確なる全身の容態によって適切なる処方が決定されます。

したがって、主症状以外に、全身の体質、胃腸・大小便の状態、女性の場合は生理関係、睡眠、ストレスの有無、生活習慣、嗜好、などをご容態質問書にご記入いただきます。

 

◇その後

その後

先生によるカウンセリングを受けます。

主症状の確認とそのほか漢方医学によるからだのチェックをします。
たとえば、舌診といって舌の状態を観察します。

舌の色、形、表面の舌苔(舌のこけ)で、体の状態がわかります。

 

◇最後に

最後に

あなたの漢方治療の説明をします。

病気の内容によりますが、最初は1週から2週間のお薬をお渡しします。

不妊症治療は1月分投与が基本になります。

 

 

お問い合わせはこちらから


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お願い

適切な漢方治療のためにはご本人が直接来ていただくことが大切です。

一宮市・稲沢市・江南市・岩倉市・清洲市・北名古屋市・西春日井郡・小牧市などの近郊からは約30分、名古屋市・弥富市・海部郡・あま市・春日井市・岐阜市・各務原市・羽島市・羽島郡などからも30分から1時間以内の距離ですから、初めはご本人が直接お越しください。
 

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