沖縄は胃がん、結腸がんなど消化器がんが本土の半分程度しかない。
沖縄で目に付くのは豊富な野菜、果物、コンブやモズクなどの海藻が多いことだ。野菜ではゴーヤ(にがうり)とサツマ芋が目に付く。ゴーヤはカロチンガが多く、サツマ芋には人間の消化酵素が分解できないベータグリコシド結合のでんぷんがあり、そのため10〜20%のでんぷんは植物繊維的な働きをする。
ビタミンCも多い。コンブはアルギン酸を多く含み、血中コレステロールや血圧を下げる作用がある。植物繊維も100g当たり3.3gを多い。
コンブの化学物質には、がん免疫に関係するNK活性を高めたり、がん細胞死につながるアポトーシスを誘導するものもある。
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